大谷吉継の日記:第43回 ほっこり祭りⅢfeat戦国王子


大谷吉継戦国23年10月31日

今日は戦国ハロウィンだけど、戸田くんと平塚くんは忙しくて今年は参加できないらしい。暇人な小西行長だけが魔女に扮して熊本から福井のうちにやって来た。

このコーン何。」と小西が私の作った戦国塩ラーメンを見て絶句した。「コーンが下に沈まないように、コーン一粒一粒にうきわをつけたんだ。うきわはコンニャクで出来てるんだよ。

すげー!だけどコーンのうきわ、かなりマズいぞ。」「え。そうかな?それより今年の小西は、魔法で三成とか高山右近くんを出してくれないの。」

年のせいか俺はもう魔法が使えない。」「それでは今年は私が代わりに、飛びっきりの魔法を使います。」「は?」「いでよ、戦国王子様!」と私が戦国ステッキを振ると、

小西、久しぶり!」と宇喜多秀家様がふすまから出てきた。「え。はち、八郎さま!?」小西は腰を抜かした。「何故ここに・・・というか背中に腕四本もつけて、その仮装何ですか。」「17万3千円かけて興福寺の阿修羅像に扮してみたんだけど、どう?

よくお似合いです、じゃなくて八郎さま!17万3千円って、国を率いる者がそんな贅沢をしてはいけません。」「嗚呼、十数年ぶりに小西に叱られた・・・」「感動しないでください。それから・・・」「それから?」「それからニンジンちゃんと食べてください。

小西は真っ直に秀家様の目を見た。「食べるよ。食べるけど、小西は大名になった挙句、遠く熊本にまで行ってしまうなんて・・・」秀家様は小西の手を取り、泣いた。

私の魔法は途切れていた元主君と家臣の間を繋ぐことができただろうか。今、戦国塩ラーメンを「ずずっ」と音を立てて食べてはいけないくらいには、きっと・・・

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