上杉謙信くんの日記:第38回 大仏殿復興募金

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上杉謙信戦国23年10月3日

松永久秀殿がいくさで東大寺の大仏殿を焼失させてしまった。心を痛めた私は一人、新潟からはるばる奈良を訪ねた。

よッ、そこの独身男、久しぶり!」振り向くと、松永久秀殿が大仏殿の跡地で朝日を浴びながら戦国ラジオ体操を一人でやっていた。

「松永殿、お久しぶりです。」私はおじぎした。「おまえとは以前、長慶が生きていた頃に逢ったよな。つーかまた上洛?

「上洛は上洛でも、本日は大仏殿復興募金に協力しようと思いまして。」「俺様への当て付けか?!募金ならあそこでやってるよ。」「あ、本当だ!」

私は早速、東大寺の僧が手に持つ募金箱に10円を入れた。「ちょっと待った!越後からわざわざここまで来て10円とかありえないでしょ!ビンボくさッ!」と僧は驚いた。

「ビンボくさッ!・・・何故私がビンボくさッ!になってしまったかといえば、上杉憲政殿が戦国しまむらの500円の陣羽織を身につけておられる影響かもしれません。」

上杉憲政って誰?」と松永殿が眉をひそめた。「うちに来た埼玉の高貴なお方です。」「何その、しょぼいキャッチフレーズ。」「全然しょぼくありませんよ!」「・・・・・・。

それにしても今日は念願かなって大仏殿の募金がやっとできた。さあ、憲政殿に何かお土産を買って越後に帰ろう。そんな正義の道を今日も邁進する私であった。

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