上杉謙信くんの日記:第34回 その本、三冊ください


上杉謙信10月10日

私は今日、新潟県からはるばる滋賀県の明智光秀殿の屋敷を訪ねた。

またあなたですか。今度は何ですか。」と明智殿は、私の突然の訪問に驚きつつも屋敷に迎え入れてくれた。

「明智殿は信長公の命で、松永久秀殿著作の男女の契りの指南書一万冊を一人で売ることになった、とか。」と私は明智殿が立ててくれた茶を飲んだ。

まさか、わざわざ松永殿の本を買いに来てくださったのですか。」「はい。現時点で何冊売れましたか。」「9,997冊、売れました。

「9,997冊も売ったのですか。」「はい。侍から民百姓まで様々な人に、この半年間、根性で売って歩きました。しかし、残りあと三冊がどうしても売れません。」「よし、その三冊私が買いましょう。」

助かります。この三冊は誰かに差し上げるのですか。

「はい。武田信玄殿と北条氏康殿と今川義元殿に差し上げようと思います。」「は?何故彼らに。

助平そうだから。

困っているヒトはほっとけない。そんな正義の道を今日も邁進する私であった。しかし一冊¥3700、三冊で¥11,100はキビシカッタ。

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