李舜臣くんの日記:第2回 自己信頼
11月14日
アンニョンハセヨ!(こんにちは!)
オレンマネ マンナソ パンガップスムニダ(またお逢いできて嬉しいです。)
第一軍の小西行長チャングン(将軍)がプサンに上陸し、破竹の勢いで北上して24日目。
私は朝鮮水軍を率いて、巨済島(コジェド)の玉浦(オクポ)に停泊している藤堂高虎チャングンの水軍を奇襲して撃破した。
これは連敗していた朝鮮軍の最初の勝利、日本軍にとっては最初の敗退となった。
“たまたま”だったのかもしれない。
藤堂高虎チャングンの首は討ち取れなかったけれど、私はとても”運”がよかった。
だって兵の数の上でも、鉄砲という最新兵器を装備している点においても日本軍は朝鮮軍を圧倒している。
そんなサムライに再び戦いを挑もうなんて、きっとどうかしている。
常軌を逸している。
だけど可能-不可能の境界に立つことを避けて、今の自分を超えることができるだろうか?
次の戦いでは、やっと完成した亀甲船(詳細についてはまだ秘密)で日本水軍を撃破しよう。
だけど人間の力でできることなんて限られている。
だから私は自分の魂の叫びを通して、自然も味方につけて、再び”たまたま”や”運”を呼び起こしたい。
自己信頼って私にとってそういうことなんだけど、藤堂高虎チャングンはどうかな?
きっと、どうかしている。聴く人を間違えている。
私という一つの狂気。
きっと、正気の沙汰ではいられないんだ――
カテゴリ:李舜臣くんの日記 | 2015-11-14 公開
« 小西行長くんの日記:第54回 宇喜多秀家重体-幸州の戦い 大谷吉継くんの日記:第30回 ナルアルネ! »
ランダムデイズ
- 松永久秀くんの日記:第62回 日本一アホな城、多聞城
- 織田信長くんの日記:第14回 戦国デイズ脇役紹介
- 毛利秀元くんの日記:第13回 真善美
- 徳川家康くんの日記:第33回 戦国デイズ8周年記念・瓜畑の仮装大会
- 藤堂高虎くんの日記:第22回 対面