加藤清正くんの日記:第33回 熊本城の上を泳ぐ魚
5月7日
空と海はどれほどの違いがあるのだろう。
頭上には魚が泳いでいた。
これ以上、世間に合わせて偽りの人生を歩むのなら、わしの魂が崩壊してしまうだろう。
世間を敵に回してでも自分の気持ちに正直に生きたいと思った朝。頭上には、魚が泳いでいた。
熊本城の上を飛び跳ね、超える魚。
たとえわしがあんなふうになりたいと思っても、小西よ。
端午の節句は終わった。
熊本城の上を飛び跳ね、超える魚。
たとえわしがあんなふうになりたいと思っても、小西よ。
鯉のぼりをいつまで飾っているんだ。
わしを超えるのはおまえんちの魚じゃない。
それはわし自身。
どんなにつらくても、苦しくても、わし自身しかありえないのだ。
カテゴリ:加藤清正くんの日記 | 2013-05-07 公開
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