小西行長くんの日記:第32回 買ったりしない醤油
1月13日
今日は家臣の内藤如安(じょあん)を連れて私は、仕事に使う備品を買いに、宇土城下に出た。筆とすずり、戦国テプラを買った後、如安が「今日の小西家のちゃんこ当番は私なので、夕食の食材もついでに買いたいのですが。」と言った。
「いいよ。今日は何にすんの?」と私は尋ねた。「戦国スキヤキにします。小西家の醤油がきれていたので、醤油をまず買いたいのですが。」「馬鹿だなあ。如安。」「何がですか。」
「醤油なんて買うもんじゃない。借りるもんだ!」
「えええッ!」と如安が絶句していると、私達の背後から
「わしはいい加減、貸さんぞ。」
と声が聞こえた。振り返ると、隣り近所の加藤清正が立っていた。またおまえか。近所はいつ、いかなる時に自分の前に現れるかわかんないからな。困ったもんだ。
カテゴリ:小西行長くんの日記 | 2010-01-13 公開
« 松永久秀くんの日記:第43回 俺様が女にモテると思うなよッ! 武田信玄くんの日記:第34回 イケメン順で大混乱 »
ランダムデイズ
- 加藤清正くんの日記:第40回 年末年始は蔚山倭城の戦い
- 加藤清正くんの日記:第50回 完璧日本男子
- 加藤清正くんの日記:第33回 熊本城の上を泳ぐ魚
- 藤堂高虎くんの日記:第18回 犂牛(りぎゅう)の子
- 真田幸村くんの日記:第45回 戦国デイズ七周年-共犯者