伊達政宗くんの日記:第56回 ホトトギスが聴こえる
6月13日
おばんでがす~。
6月ともなれば、どこからともなぐ、ホトトギスの鳴き声が聴こえてくるべ。
梅雨入りということもあって、毎日のように雨っこさ、よぐ降るけども、ホトトギスにとってはノープロブレム。
どんなに激しい雨っこさ降っても、いづも元気よぐ鳴いている。
そんなこともあっで、最近のおらはホトトギスと共に生活しでいると言っても差し支えねえ。
おがさに文さ書いている時も、カズンと今更あたりまえ体操をしでいる時も、どこからともなぐ、ホトトギスの鳴き声が聴こえてくるべ。
だから、
鳴かぬなら 殺してしまえ ホトトギス…信長
鳴かぬなら 鳴かせてみせよう ホトトギス…秀吉
鳴かぬなら 鳴くまで待とう ホトトギス…家康
と詠んだ天下人の状況がおらにはわがんね。
都会ではホトトギスの声が聴こえねえべか。そんなことはねえべ。
とうほぐから遠く離れた五郎八(いろは)は今日もおらと同じようにホトトギスの声を聴いているべ。
だから今日が雨の日でも走り続けることができる。
勇敢な五郎八ならきっと――
カテゴリ:伊達政宗くんの日記 | 2014-06-13 公開
« 豊臣秀吉くんの日記:第28回 防水性抜群の笠 上杉景勝くんの日記:第43回 石田派と浅野派 »
ランダムデイズ
- 松永久秀くんの日記:第72回 こんなふうに桜が散っていた
- 藤堂高虎くんの日記:第3回 めくら船に打ち砕かれて
- 藤原惺窩くんの日記:第9回 明に恋して舵(かじ)を絶え
- 豊臣秀吉くんの日記:第61回 検地奉行・浅野長吉の帰還
- 藤原惺窩くんの日記:第25回 大迷惑