上杉景勝くんの日記:第30回 戦国クリスマス会
今日は五大老定例会議があった。その後、近くの寺で五大老の家康殿、利家殿、輝元殿、秀家殿、わしとで恒例の夕食会があった。
「イブは毎年、豪姫と過ごしてたのに、なんで今年はこのメンバーなんだ!」と秀家殿が頭をかきむしった。「わしは浮気がヨメのまつにバレたから、まつより皆とイブを過ごす方が気が楽でよい。」と利家殿が葡萄酒を飲んだ。
「尻に敷かれているわりには、浮気するんですね。」と輝元殿が戦国ケンタを食べた。「それが男というものよ。」「私は違います。」「さすが恋愛1級じゃの。」「だから、なんなのその資格。」と家康殿が戦国おでんの大根を食べた。「戦国ケーキもあるし、今日の夕食会は料理が豪華ですね。」
「ありがたいのう。浮気がバレてから、まつは茶漬けしか出してくれんのよ。」「もういいよー、その話。」「それではこの辺で、各自持ち寄ってきたクリスマスプレゼントを交換しましょう。」「子供じゃあるまいし、マジでやるの?」
「勿論です、家康殿!時計回りにプレゼント回して、歌が終わった所で手に持っているものを、各自もらうということで。」「ドキドキじゃの。」「それでは、皆で稲垣潤一殿を歌いましょう。せーの!」で、皆は歌いながら持ち寄ったプレゼントを時計回りに回した。
クリスマスキャロルが流れる頃には、誰を愛しているのか 今は見えなくても
「はい、ストップ!」と輝元殿が言った所で、各自、手にしているプレゼントを開けた。利家殿は輝元殿の厳島神社のお守りをゲット。輝元殿は秀家殿の12本入りのきびだんごをゲット。秀家殿は利家殿の加賀水引をゲット。わしは、家康殿の人形焼きをゲットした。
家康殿はわしからの、かねたん(直江兼続)のトークライブチケットが当たった。「「今年の大河ドラマ天地人は何故こんなに面白かったのか!文武両道かねたんが年越し11時間、ぶっ続けで語ります!」って、このチケット、ただでもいらないんだけど!」
「うわー、それだったら、きびだんごの方がまだいいや。」「ちょっと輝元殿、岡山名物であるきびだんごバカにしてません?加賀水引はとても美しいので、豪姫へ贈ろうと思います。」「それがよい。わしは厳島神社のこのお守りで来年は、絶対に上杉景勝通訳士、合格するぞ!」
わしは家康殿からの人形焼きを早速食べた。徳川四天王の顔がそれぞれ4つずつ、忠次殿、忠勝殿、康政殿、直政殿、どの顔もとても甘くておいしかった。予想外にとても楽しいクリスマスイブじゃった。
カテゴリ:上杉景勝くんの日記 | 2009-12-24 公開
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