真田幸村くんの日記:第28回 真田信之からのプレゼント


真田幸村12月18日

外は寒いので、大坂城の使われていない櫓で今日は、盛親先生とお昼を食べた。「もしサンタクロースがいたら、真田幸村、おまえはプレゼント、何をもらう?」と先生は、卵焼きを食べながら私に聞いた。

「私は戦国定期券が欲しいです。一か月分でいいので。」と私はおにぎりを食べた。「もっと夢のあること言えよ。

「ハケンは交通費、出ないんですよッ!」

そんなに交通費かかるのか?」「はい。うちは遠いので私は毎日大坂城まで、自分の馬に乗って通勤してます。馬のエサ代、月二万三千円。これが私の交通費です。先生は、サンタさんに何をもらいたいのですか。」

家康の首かな?」「先生こそ、それ、クリスマスプレゼントって感じじゃないですよ?!」と私はおかずの入っている弁当箱を開けた。すると信濃にいる兄上(信之)からの文が入っていた。兄上の放つ忍びは、何故かいつも、私の弁当箱の中に文をしのばせるのだった。

弟よ、メリークリスマス!信之より」と書かれた文と一緒に戦国定期券が入っていた。「ウソだろ?!」「わーい、兄上から交通費もらっちゃった!先生宛てのもありますよ!」「は?!

盛親先生へ。いつも弟がお世話になってます。信之より」と書かれた文と一緒に入ってたのは、戦国全国共通お米券。私はそれを先生に手渡した。

すごッ!おまえの交通費と同じく、二万三千円分だ!真田幸村の面倒みていた甲斐があったよ。」「ホントですね。」と私と先生は笑いあった。

遠く離れていても、敵味方に分かれても、徳川方の兄上は私のことを忘れずにいてくれて、何故だが私の欲しいものまでわかってしまう。素敵なクリスマスプレゼントをありがとう、兄上。

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