武田信玄くんの日記:第33回 雨だからお休みです


武田信玄11月11日

わしには24人もの重臣がおるから、武田の今後を話し合う前に、今日も出席を取るぞ。「山本勘助!」と私が叫ぶと、「今日は雨だからお休みです。」と弟の、のぶくんが答えた。「真田幸隆!」「同じく雨だからお休みです。

「高坂昌信!」「雨だからお休みです。」「めしとみ!」「雨だからお休みです。」「やまけん!」「雨だからお休みです。

「雨の日まで遠い職場までわざわざ出向いて、仕事なんかしてたまるか、コノヤロウ!」

とわしが出席簿を床に叩きつけると、「っていう労働理念が武田にはあるからね。」とのぶくんが降り続ける雨を、ふすまから眺めた。

「そうじゃ。労働者を思いやる武将ナンバー1のわしは、雨の日くらい家臣に仕事を休ませてやりたい。」「さすがだね、あんちゃん。この甲斐国にいる鳥や動物たちも、雨の日は余り動かず、自分の巣でじっとしているしね。それが自然なのかもしれないよ。

皆が欠席の為、屋敷の広間にはのぶくんとわしの二人しかいなかった。しかしまさか、こんなにたくさんの家臣が休むとは思わなかった。明日は上杉謙信といくさをせねばならぬのに。皆と事前に話し合いたいこともあったのに。明日がちょっと不安になってきたよ、わし・・・・・

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