石田三成くんの日記:第1回 黄金の茶室の掃除


石田三成 戦国18年12月30日

今日は大坂城大掃除の日で家臣総出で、大坂城のありとあらゆる所をピカピカに磨いた。私は太閤殿下の黄金の茶室を担当した。壁が少しよごれている部分を、布でふき取ったら、「ビリッ」。金がはがれてしまった。

その時、同僚の増田殿が入ってきて「金がはがれた茶室もまた風情があるゆえ、知らん顔してなされ。ハッハッハッハ!」と言った。風情があるのか!?増田殿はテキトーだな。

私はこのはがれた金を、城下の貧しい民に差し上げた。「この金は?!」と問われて、「そのような野暮なことは申すな。」と返した。それにしても太閤殿下にばれたら私は殺されるな。その時はその時だ。私は苦笑した。

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