北条氏康くんの日記:第27回 謙信からのプレゼントⅢ


北条氏康7月1日

関東の覇権を巡って、上杉謙信の軍勢と北条軍は戦っていた。私は裏で今日も北条軍千人分のハンバーグをこねていた。すると私の幼なじみで家臣の北条綱成(つなしげ)が、大きな荷物を抱えてやって来た。

先程、上杉謙信から豆腐300丁が届きました。煮込みハンバーグはカロリーが高く肥満になるから、今度はヘルシーな豆腐ハンバーグを北条軍の皆様に食べさせてやってほしいとのことです。」と綱成は、謙信からの手紙を、私の代わりに読んだ。「チッ!絹(きぬ)豆腐か。」「氏康様!?

私は昔っから、木綿豆腐派なんだよッ!

と叫んだ私は、絹豆腐300丁の前でふさぎ込んだ。「冷ややっこにして食べるならまだしも、豆腐はハンバーグの中に入れて一緒にこねてしまうのですから、絹も木綿も関係ありませんよ。」「そうなんだけど、私の木綿豆腐に対する愛は、並々ならぬものがあるのだよ。突然話変わるけど、どうしてお豆腐屋さんの朝はどこも早いんだろう。

そういえばどうしてそんなに朝早くから、豆腐を作らなきゃいけないんでしょうね。」と綱成は首をかしげた。「小田原に帰ったら、幻庵様にでも聞いてみるか。」と私は、上杉謙信からもらった豆腐を入れてハンバーグをこねた始めた。私も男だ。木綿ではなく、絹というこの試練を乗り越え、必ずやおいしい豆腐ハンバーグを完成させてみせよう。

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