石田三成くんの日記:第40回 誤解


石田三成戦国24年12月31日

大谷吉継が患うハンセン病。このやまいを伝染病だと言って恐れ、大谷を避ける人も少なくない。けれどハンセン病が伝染病というのは全くの誤解なのではないか。

特に根拠はないけれどそう確信した私は先日、大坂城下で大金を払って貴重な医学書を手に入れた。

そして国元の近江国・佐和山城で、私は医者でもないのに医学書をめくっていた。その時、家臣が城に届いたという一通の文を持って来てくれた。封を切ると差出人は書かれておらず、ただ一言こうあった。

石田三成は、関白秀次様を追放した悪党。

中傷の文を受取ることはいつものこと。

そして多分、この文が言っていることに間違いはない。けれど弱気になって、自分より世間の方が正しいと思ってしまったら、ハンセン病が伝染病であることも認めてしまうことにならないか。

世間を敵に回しても、私の友でいてくれる君をなんとか救ってやりたい。

優等生になれない私に、「三成が薄ら竹中半兵衛だったら、私は薄ら豊臣秀長になる。」としょうもないことを言った君をなんとか救ってやりたい。

今日も戦う大谷と私の物語。ハンセン病が伝染病と断言した、こんないい加減な医学書は破り捨て、琵琶湖から昇る日の光を待っていた。

今日も戦うあなたと私の物語。今年とは違う新しい年の幕開けを、私は期待を胸に一人静かに待っていたんだ-

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