伊達政宗くんの日記:第23回 政宗の取柄


伊達政宗戦国21年5月16日

おばんでがす~。屋敷で朝食をとっている時に、小十郎が「伊達成実(しげざね)殿が家出から帰って来ませんが。」とおらに相談を持ちかけた。

成実は家出してなんぼ。ほっどけ。」とおらは味噌汁さ、すすった。「しかし一か月も屋敷を空けたままです。殿のせいですよ。」と小十郎は溜息をついた。

殿がローマに派遣した支倉殿に、お土産として頼んだローマのまんじゅう37個。殿はその中に成実殿の分を、数に入れ忘れた。しかも殿は馬鹿正直に、本人に伝えたから、傷ついた成実殿は屋敷を飛び出したのです。」と小十郎は言った。「成実に黙っておぐことはできねかった。正直だけがおらの取り柄でがす~。」とおらはお茶をすすった。

殿の取り柄なんて、東北弁をしゃべることくらいしか、ないですよッ!

と小十郎は叫んだ。あんや~なんてこと言うんだべ!おらは見える方の目に眼帯っこさつげで、ダッシュで百メートル走れる特技も、ある。取り柄や特技が多くて申し訳ねがす~。逆に照れるべな。

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