明智光秀くんの日記:第25回 私の友人
私は疲れていたので、今日は戦国有給休暇を取って、仕事を休んだ。すると、明晰な頭脳を持つ、戦国知能指数IQ135の細川藤孝が、私の屋敷に遊びに来てくれた。
「そういえば、君の飼っている鳥、元気か。」と彼は言った。「覚えていてくれてありがとう。しかし、私の雀の奈実陀(なみだ)は先月、鳥かごからあっけなく逃げてしまったんだ。」と私は答えた。
「その前にも、鳴かないナントカという、鳥を君は飼っていなかったか。」「鳴かないホトトギスを飼っていた。けれど、彼は仏様の所に行ってしまった。」
「結構、やる気ないだろ、君。」
と彼は私の立てた茶をすすった。
・・・・・・・・。
時々私は、どうして彼と友達をやっているのか、わからなくなるのだった。
カテゴリ:明智光秀くんの日記 | 2009-01-28 公開
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