加藤清正くんの日記:第7回 B級なクリスマス


加藤清正戦国20年11月3日

お菓子くださーい。

と、隣り近所の小西の屋敷の門を叩いた。小西はぎょっとした表情で、屋敷から出てきて、「そのかぼちゃのかぶりものは、ハロウィンのつもりですか。気持ちわるい。」と言った。

キリシタン小西とのご近所付合いにわざわざつき合っている、わしに対してその物言いはなんだッ!」とわしはかぼちゃのかぶりものを、頭から取り外して怒鳴った。

「ハロウィンは10月末で終わりました。あなたは何年私の近所をやっているんですか。もうクリスマスですよ。私がカタカナで「メリークリスマス!」と板に墨で書いて、周りを錦で飾って、うちの天守閣に飾ったのに。気づかないんですか!」と小西は叫んだ。

嗚呼、ほんとうだ。小西の天守閣にカタカナで「メリークリスマス」と書いてある。小西はこの季節になると街の美しい景観を、調和を、見事に破壊してくれる。どうして小西しかり、日本人のクリスマスの飾りつけは毎年毎年B級なのだろう。どうしてもダサくなってしまうのだろう。不思議だ。

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