石田三成くんの日記:第43回 絶交


石田三成戦国27年1月19日

今、朝鮮の、罪のない、多くの人々が戦火に苦しんでいる。

私は、私一人でも朝鮮侵攻に反対すべきであった。それが太閤殿下の本当の臣というものだ。

しかし私は主戦派の空気に流された。終始周りに同調しているだけだった。こんな私が殿下の臣である資格はない。

だけど奉行として私は、朝鮮へ渡海し意に反して自らの手を血で汚している小西行長と宇喜多秀家様、名もなき我が国の人々を無事に帰国させねばならない。

しかしこの責務を果たし終えたら、私は豊臣を去ろう。

私が去っても、加藤清正や福島正則や黒田長政らが殿下と秀頼様を命を懸けてお守りするだろう。

私はこのことを、肥前・名護屋で大谷吉継に告げた。すると、

私は君の友をやめようと思う。

と大谷は私に告げた。

「は?」

私は思わず自分の耳を疑った。

君と私は、殿下の朝鮮侵攻・明国征服という野望を制止せず、相変わらずただ馴れ合っているだけだった。挙句開戦後、私は自分のことは棚に上げて、心の中で君を軽蔑するようにもなっていた。私は君の友でいる資格がない。朝鮮の出兵が終わったら、私は君の元から去ろう

「大谷らしい。」

私も久しぶりに三成らしい三成を見た気がする。

大事だと思っているものを手放せば空無が開けるかもしれない。

大谷もそんな予感がしたのだろう。私は苦笑した。

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