後藤又兵衛くんの日記:第60回 明 経略・楊鎬(ようこう)


後藤又兵衛戦国27年12月24日

応仁の乱の混乱から勅撰集(ちょうくせんしゅう)が編纂されなくなって、どのくらいの月日が経つだろう。

歌なんてなくていいの。

だって戦争の方が刺激的。

ってウソだろ、吉兵衛(黒田長政)!?

朝鮮再出兵が始まり、明・朝鮮連合軍が日本軍に次々と敗れ、事態の深刻化に平壌に留まっていた明の経略・楊鎬がソウルに向かって南下したことも知らずに。

 

戦国時代にあって平家物語や太平記のような軍記物が生まれずに、どのくらいの月日が経つだろう。

後世に語り継がれる至高の物語なんてなくていいの。

だって戦争の方が刺激的。

ってウソだろ、吉兵衛!?

楊鎬(ようこう)

楊鎬

黒田軍のソウル侵入を阻止すべく、楊鎬が忠清道・稷山(チクサン)に明軍を送り込んだことも知らずに。

 

歌や物語より金と女と健康。

文化なんてなくていいの。

だって破壊と暴力の戦争の方が刺激的。

ってウソだろ、吉兵衛!?

黒田軍の先鋒隊が、明の大軍を前にして稷山でとうとう戦闘になったこともまだ知らずに。

楊鎬という新たな大きな壁にぶち当たり、俺たちきっと、堕ちるところまで堕ちるだけなんだ――

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