後藤又兵衛くんの日記:第23回 清正、正則、長政トリオ


後藤又兵衛9月27日

なんか、暑い。熱気がむんむんする。と思ったら、屋敷の庭で主君の吉兵衛(黒田長政)が、加藤清正殿と福島正則殿と三人で、槍の稽古をしていた。吉兵衛はいつの間に清正殿と、福島殿を屋敷に呼んだのだろう。このメンバー、なんか生理的に受付けない・・・と思った瞬間、

「不審者、発見!」

といきなり清正殿が俺をめがけて槍で、正面からつっこんで来て、「ひぃーッ!」と俺は悲鳴を上げて、かわし、今度は右から福島殿が俺につっこんで来て、「ひょえー!」と俺は涙目になって、またかわし、最後に吉兵衛が、後ろから俺にかかってきて、俺はかわせず、尻をついた。俺の首に、吉兵衛の槍の先が向けられた。そして、

なんだ、ただの又兵衛か。わしの家臣じゃ。」と吉兵衛は言って、槍を置いた。清正殿は、長政殿のご家来でしたか、と俺に謝り、福島殿は俺は知っていたけど、勢いでつい、と俺に謝った。「仕方ない。又兵衛も槍の稽古に混ぜてやる。美しい汗を流すがいい。」と言った。「流しません。」と俺は言った。吉兵衛みたいのが、屋敷に三人もいると、さすがの俺も、悔しいが完敗だわ。

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