明智光秀くんの日記:第20回 雀の奈実陀
私は今日、織田家からお給料をもらった。しかし、雀の涙程度しか、もらえなかった。いや、もらえるだけ有り難い。在宅ワークで、織田家の求人広告を自宅で作成していたとはいえ、2ヶ月間、5月病の為、織田家に出勤していなかったのだから当然だ。
雀の涙ほどのお給料をもらった後、私は安土城の庭でケガをしている雀を発見した。動けず横たわっていた。そしてよくよく観察してみると、雀の目から涙が。
まさに雀の涙!!!
私以外、この世に雀の涙を見たものがあろうか。
私は早速、このケガをしている雀を自分の屋敷に持って帰り、ケガの手当をした。ちょうど、去年の末に亡くなった、鳴かないホトトギスのカゴがまだ、自分の部屋にあったので、その中に介抱した雀を入れた。まだ飛べないようであったが、エサは元気よく食べてくれた。
そうだ・・・この雀に名前をつけよう。雀の奈実陀(ナミダ)。
で、いいか。早くこの奈実陀が、飛べるようになりますように。
カテゴリ:明智光秀くんの日記 | 2008-07-14 公開
« 真田幸村くんの日記:第11回 大事なメモ帳 伊達政宗くんの日記:第12回 五郎八からの暑中見舞い »
ランダムデイズ
- 加藤清正くんの日記:第41回 臨海君と順和君
- 明智光秀くんの日記:第47回 憲法記念日スペシャル・信長公の掟
- 淀殿の日記:第34回 華麗なる滑稽
- 小西行長くんの日記:第61回 トップランナー
- 毛利秀元くんの日記:第15回 帰陣