武田信玄くんの日記:第19回 七夕にお願い
今日は七夕なので、屋敷で弟の信繁(のぶしげ)と、短冊(たんざく)にお願い事を書いていた。わしのお願い事は、字数が多過ぎて、短冊に、おさまりきらなくなってしまった。まだ何も書いてなかった信繁が、「あんちゃんに僕の短冊をあげるよ。そして、もう一度書き直しなよ。」と言った。
「のぶくん、そんなことできないよ。」とわしが言うと、「僕の願い事は、七夕に頼らないで、自分の力で叶えるさ。」と信繁は言った。わしは信繁の言葉に甘えて、信繁のまだ何も書かれていない短冊をもらった。
「わしの三条夫人(正室)と由布姫(側室その1)と於琴姫(側室その2)と家臣の高坂(男)が、わしの事で、喧嘩したり嫉妬したりしないように。」
今度は字を小さめにして書いたので、きちんと願いが短冊におさまった。信繁はそれを見て「あんちゃんは家臣も多いけど、恋人もたくさんだね。」と言った。「そんな事ないよー!ムフフ。」「アハハ!」「ムフフ。」
それにしても信繁のお願い事って、なんだったのかのお・・・。
カテゴリ:武田信玄くんの日記 | 2008-07-07 公開
« 上杉謙信くんの日記:第15回 丹羽長秀の犠牲になる 小西行長くんの日記:第15回 西洋のお味噌汁様 »
ランダムデイズ
- 豊臣秀吉くんの日記:第62回 木村吉清の暴政
- 明智光秀くんの日記:第49回 細川藤孝の私の間
- 毛利秀元くんの日記:第16回 人生最大の侮辱
- 藤堂高虎くんの日記:第16回 珍客
- 加藤清正くんの日記:第48回 永遠の被害者