上杉謙信くんの日記:第15回 丹羽長秀の犠牲になる


上杉謙信戦国20年7月5日

今日、私はわが城の広間に家臣を集めた。そして織田家からの使者としてやってきた、信長の重臣・丹羽長秀殿と対面した。

丹羽殿は信長から私への、献上物を届けに来た。しかし丹羽殿の真の目的は、上杉の内部偵察なのであろう。私は信長の献上物の箱を開けようとした。

その時、庭からブィ~ンと蚊が広間に入って来た。蚊は丹羽殿の方へ飛んで行った。

ズッサーーー!!!

私は、とっさに、丹羽殿の上に飛びかかった。そして、蚊は私の腕を刺し、どこかへ飛んで行った。「うっ・・・かゆい。」と私はうなった。「謙信殿、どうされましたか。」と丹羽殿は驚いた。私は、丹羽殿を押しつぶしていた身体を起した。「一匹の蚊が丹羽殿を刺そうとしていたので、それを防ぎました。」と私は説明した。

殿は織田家臣の代わりに、ご自分を犠牲にして、わざわざ蚊に刺されたのですか。」と私の家臣たちは絶句した。「正義に邁進する私にとっては、当たり前のことをしたまで。」と私は言って、蚊に刺された自分の腕をポリポリかいた。

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