松永久秀くんの日記:第15回 信長ウツケ時代の肖像


松永久秀戦国19年10月23日

今日、安土城で信長が、頼んでもないのに、俺様に自分の肖像画を見せてくれた。イケてんじゃん。緑色の肩衣袴が。顔も似てるけど、だいたい信長が、この絵のように、おとなしく坐像なんかしている姿を俺様は見たことがない。肖像画はこれ一枚だけらしい。

でも秘密の一枚、信長の青年期、ウツケ時代の肖像画があって、それも頼んでもないのに信長が見せてくれた。上半身裸で騎乗している。腰につけているのは、噂のひょうたんではなくて、ヘチマだった。問題の顔だけど、メイクはピカソもびっくり、近代アート。逆に考えると、これを描いた絵師、狩野永徳は油絵の具なしで、筆と硯(すずり)を片手に、和紙に近代アートを描いたのか。ありえない被写体とそれを描いてる側。両方ともどうかしてるぜ。

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