淀殿の日記:第31回 新年というのに君は、
1月9日
新年というのに君は、仕事でミスの連続。
殿下に怒鳴られ、職場の人間関係にも疲れ果てて、
「もう、辞めたい。」
って大坂城の櫓の片隅で肩を落としている。
新年というのに大野治長は、わらわの視線にまるで気付いてない。
新年というのにわらわは、それでも君の背中を追いかけたくなる。
新年というのに大野治長は「うちの嫁、バカなんです。」って奥さんが作った、くまモンのキャラ弁を無邪気にわらわに見せてきた最強の鈍感。
新年というのに君は、今年の目標がまだ決まってない。
五大老には肩をもまされ、五奉行には雑用を押しつけられ、去年と何ら変わらない毎日に大坂城の櫓の片隅で肩を落としている。
新年というのに大野治長は、溜息ばかり。
新年というのにわらわは、恋より楽しいことが見つからない。
新年というのに君は、イケてないけど、イケてる。
その笑顔、優しさ、愚直さに、どれ程わらわが救われているか。
新年というのに君は、今日も奥さんが作ったくまモンのキャラ弁持参でなんとか出勤なんて。
新年というのに君は、
新年というのに君は、
カテゴリ:淀殿の日記 | 2013-01-13 公開
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