小西行長くんの日記:第41回 醤油はいらないんだ


小西行長戦国23年6月23日

今日大谷吉継が、熊本の俺んち、宇土城に遊びに来てくれた。そこで俺は南蛮人から教わった、きのこの南蛮蕎麦(パスタ)を作って振舞った。

向こうのお蕎麦って黄色いんだね、驚いた。小西は城造りはイマイチだけど、料理の才能はあるね。すごくおいしいよ。」と大谷がもぐもぐ食べながら言った。

「ひと言余計だよ。」「所であそこの掛け軸の下に置いてあるの、あれが南蛮のお釈迦様?

「ゼウス様と言ってくれ。」「ゼウス様はお釈迦様と違って広い肩幅に厚い胸板を持っているんだね。キャー!野生を感じちゃうワ。」「何故女性目線?」

そうそう、お土産持って来たよ。じゃじゃーん、私が醸造した治部醤油と刑部醤油です。」「ごめん、醤油はいらないんだ。」「え、何で。お醤油嫌いなの?

「加藤ご近所清正に借りるから。」「あ、そうか。清正と小西を繋ぐものはただ一つ、醤油なんだね。」「そういうんじゃない。」

他にどんな理由があるのさ。せっかく病を押して重たい醤油二本も持って福井から熊本まで来たのに、ゴホゴホ・・・」「大丈夫か?水を飲め!」「冗談だよ。」「わかってるよ。」大谷と私は笑った。

いつか「醤油が切れた」なんて口実がなくても、清正と簡単に挨拶を交わせる日が来るだろうか。今日は本当にごめん、そしてありがとう。大谷吉継。

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