上杉景勝くんの日記:第38回 五大老の復興活動
先日は五大老の皆で、伊達領である宮城県と岩手県南部に赴いた。そして被災された方々を励まそうと、敦盛★HIPHOP-原発だって越えていくバーション-を歌った。そして本日、大坂城に戻って来た我等は、その日のことについて語り合った。
「歌の歌詞に、『政宗 秀家 景勝が 貴様と踊るナンバーは』とあるのに、肝心な政宗殿なしで歌っちゃいましたね。」と輝元殿が苦笑した。
「仕方あるまい。政宗殿は、戦国仮設住宅普請に忙しく、手が離せないのじゃから。」と利家殿が茶をすすった。
「でも大成功だったじゃん。政宗殿の代役はわしが務めたわけだし。」と家康殿が誇らしげに言った。
「そんなガッカリ、この世にあります?!東北の皆様は優しいから、アンコールまでしてくださったけど。」と秀家殿が顔を赤らめた。
「そもそも戦国原発を歌った今回の新曲を福島でなく、震災被害が大きかった宮城と岩手で歌うってどうなんでしょう。」「我等は、宮城と岩手にも行きたかったわけじゃし、近いうちに福島で歌う日も訪れるじゃろう。その日の為に今一度、練習しておこう。」
「人生50年 定年は60 」「何様皆様お互い様」「東北の ど真ん中」「政宗もとい家康 秀家 景勝が 貴様と踊るナンバーは」
「敦盛★HIPHOP-原発だって越えてゆくバージョン2011!」
「あ、景勝殿が今日初めて口を開いた!」「しゃべりはしないけれど、歌いはするからのう。」「超低音ボイスで。」「何故かめちゃくちゃうまいし。」
そう、わしの歌声は絶品なんじゃよ。我等五大老、五大老にしかできない五大老らしい活動で微力ながら、これからも日本を元気にできることができたらと思うのじゃよ。
カテゴリ:上杉景勝くんの日記 | 2011-05-27 公開
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