上杉謙信くんの日記:第42回 専門戦士の誕生


上杉謙信戦国26年11月20日

いくさというのはそれまで、農繁期に休戦、農閉期に戦う性格のものであった。

例えば以前私は、越後から軍を率いて北条氏康殿の小田原城を包囲したことがある。

北条方の守りは固く、そうこうしているうちに季節は雪も解けて春となり、稲作の仕付(しつけ)の時期も近くなってきた。

こうなると上杉方は、農業に従事している武士も多いので、包囲を解いて越後に引き上げなければならなかった。

このような農業生産の自然循環を断ち切り、長期転戦を可能にした人物がいる。それが織田信長公だ。

彼は兵農分離政策により、農業に従事することが許されない、専門戦士からなる軍隊を作り上げたのだ。

さすがは信長公。画期的だと思う。

というか、こんな軍隊と私はこれから戦っていかなければいけないなんて、

怖すぎるよッ!!

しかし、専門戦士を真似たいとは余り思わないのね。

何だか身も蓋もないというか、余りに効率を重視しすぎると精神の均衡が破られ、織田家の人々は疲弊して、結局の所、長くは持たない気がしない?

私はこれからも遊ぶように戦いたい。

効率とか有用な目的とか打算とか、そんな難しいこと考える暇があったら、春日山城の戦国クリスマスの飾りつけに集中したい。そんな正義の道を今日も邁進する私であった。

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