明智光秀くんの日記:第47回 憲法記念日スペシャル・信長公の掟
5月3日
“どんな理由があっても、何事も信長が言う通りにせよ。
と言っても無理非道だと思いつつ、口先でうまいことを言うようではいけない。
理に適っているなら聞き届けよう。
とにもかくにも、私を崇敬し、影、うしろ姿さえおそろかに思ってはいけない。

織田信長
私がいる方へ、足も向けないような心持ちが肝心である。”
本日現代では憲法記念日だと思いますが、これが我が殿・織田信長公が、越前を治める柴田勝家殿に宛てた掟(おきて)です。
この掟を柴田殿から聴いた時、松永久秀殿は「ギャグだろ?」と大爆笑しておられました。
私も思わず噴き出してしまいました。
諸国には朝倉孝景十七箇条や早雲寺殿廿一箇条など、人の道徳心や知性に強く訴えるような素晴らしい家訓が存在するのに、我が殿はどうしてこうなのだろう。
私はどうしてこんな人に仕えているのだろう。自分で自分がわからない…
というかこの掟を守っている人は、織田家中でいるのだろうか?
と考えると私は再び噴き出してしまう――ということはすみません、ここだけの、あなたと私の秘密ということにしておいてくださいね。
カテゴリ:明智光秀くんの日記 | 2014-05-03 公開
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