小西行長くんの日記:第50回 熊本城の美しさの秘密


小西行長戦国26年5月9日

いつも隣りから眺めている熊本城。

そう言えば熊本城の、滑らかに反り返るあの美しい石垣は一体どうやって築いているのだろうか。

本日、加藤清正に今更聴いてみたところ、「教えられない。」と言われた。

「なんで。」と更に問い詰めると、こんな答えが返ってきた。

熊本城の築造は、侍大将の飯田覚兵衛、足軽大将の三宅角左衛門が司り、足軽には石を切らせている。しかし幕を張って人には見せず、その技術を厳重に秘密にしているのだ。

小癪(こしゃく)な。

自分の長所を出来る限りアピールしたり、自分の内面をさらけ出すことが”いいこと”になっている時代で、いまどき”厳重に秘密”かよ。

熊本城と石垣

熊本城

でもこれで熊本城の美しさの意味がわかった気がした。

それは哲学の美しさだったのかもしれない。

でもそれを認めてしまえば、熊本城が加藤清正の暗喩(あんゆ)であり、清正が一本筋の通った人間だからあのような美しい城が造れるってことになってしまわないか?

んなわけねーだろ。んなわけねーだろ。

何故だかわからないけど熊本城は美しい。

のままでやっぱ俺はいいや。

謎は謎のままでいいや。

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