上杉謙信くんの日記:第39回 トイレ掃除をする上杉憲政


上杉謙信戦国24年6月6日

私が今日も一人で、春日山城のトイレの掃除をしようとした時、既にトイレ掃除をしている男がいた。誰かと思えば、北条氏康に埼玉を奪われ、今は私の春日山城で暮らしている上杉憲政(のりまさ)殿だった。

「埼玉の高貴なお方が、そんなことをしてはなりませぬ!」

と私は憲政殿から戦国トイレブラシとクレンザーを取り上げた。

いつまでも埼玉にこだわっていては何も始まらぬ。今は新潟県民として前向きに生きる私に春日山城のトイレ掃除くらい、させてはくれぬか、謙信殿。

と憲政殿は微笑んだ。「うおおお!こんないい人を埼玉から追いやる氏康が私は本当に許せなくなってきました…」と私は号泣した。その時、

埼玉の掃除のおぢちゃん、こんにちは!

上杉憲政

上杉憲政

と与六(のちの直江兼続)がひょっこりやって来て憲政殿に挨拶した。

誰が埼玉の掃除のおぢちゃんじゃーッ!!

と憲政殿はブチ切れ、与六をとっつかまえようとした。「キャー!」と与六は楽しそうに逃げ、「待て、このクソガキャあ!」と憲政殿は本気で与六を追いかけ回した。

与六は喜平次(のちの景勝)ほったらかして、何をやっているのだろう…。

ともあれ明日からは一人ではなく、埼玉の掃除のおぢちゃんと仲良く一緒にトイレ掃除をしよう。そんな正義の道を今日も邁進する私であった。

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