淀殿の日記:第39回 ワカドン!


淀殿戦国26年9月9日

わらわは今日の午後、大坂城でおやつの時間に一人、カステーラを食べながら、なんとなく百人一首に収められた王朝和歌を読んでいた。

3:あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の
ながながし夜を ひとりかも寝る(柿本人麻呂)

歌意:山鳥の尾の、その垂れ下がった尾が長々しいように、(恋しい人に会えぬまま)秋の長々しい夜を、一人で寝ることになるのだろうか。

46:由良(ゆら)のとを 渡る舟人 かぢをたえ
行(ゆ)くへも知らぬ 恋の道かな(曾禰好忠)

歌意:由良の瀬戸を漕ぎ渡っていく舟人が、かじがなくなって行く先もわからずに漂うように、これからの行く末のわからない恋の成り行きだなあ。

…はあ。こういうの、大野治長から贈られたらどうしよう。

ある日突然、和歌を突き付けられたい。

日本一贅沢な女であるわらわは、壁ドンなどでは物足りぬ。

ワカドン!でなければならなかった。

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