淀殿の日記:第20回 恋の交通手段
11月2日
戦国時代に、自転車もバスも電車もなくてよかった。
あってもどうせ、大野治長とわらわの距離は縮まらないんでしょ。
戦国時代に、自転車もバスも電車もなくてよかった。
もしあっても、自分の足で走って、大野治長に逢いに行くわ。
「秀頼様って本当に殿下と淀殿の子かしら。」
という太閤殿下の側室たちの陰口も嫉妬も、しなやかにかわして、逢いに行くわ。
いつかきっと、もっと大人の女性になって、自分の足で走って、あなたに逢いに行くわ。
戦国時代に、自転車もバスも電車もなくても、きっと。
カテゴリ:淀殿の日記 | 2010-11-02 公開
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