小西行長くんの日記:第33回 桜


小西行長戦国22年4月4日

今日の私は、休日にも関わらず珍しく早起きした。朝日でも浴びようと、自分んちの門を開けた。すると隣り近所の加藤清正がいた。

おはよう。」と清正は私に挨拶し、うちの前を箒(ほうき)で、せっせと掃いていた。「おはよう。というかおまえは、うちの前まで、掃除してくれてるわけ?!」と私は驚いた。

自分んちの玄関先を掃く時は、隣り近所の玄関先まで、ついでに掃く。近所としての当たり前の行為だ。例え近所の人間が、小西行長という憎たらしいアホだったとしても。

そりゃありがとさん。」「それにしても、おまえんちの宇土城の桜も見事に咲いたな。」「熊本城の桜には負けるよ。」「よくわかってんじゃん。」「・・・・・・・・。

いちいちひとこと多い清正に、礼を言うタイミングを外した私は、ふと思った。清正は今日だけではなく、まさか毎朝、うちの前まで掃除してくれているのだろうか。まさか・・・ね。

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