淀殿の日記:第18回 恋の風林火山


淀殿 戦国22年4月2日

風:攻めるべき時には風のようにすみやかに襲いかかれ!(速きこと風の如く)

本日、大坂城桜門の下で、知らない女と二人でいる大野治長を発見。わらわは、箒(ほうき)を持って、二人に突撃した。「ちょっと、そこ掃きたいんだけど!」

林:準備を整え、機会の来るのを林のように静寂整然と待て!(徐(しず)かなること林の如く)

超身分の高い淀のお方様が掃除などしたことがあるのですか?」と大野治長が隣りにいる女と、突然現れたわらわに驚いた。

火:いざ侵攻するときは、火のように熾烈に戦え!(侵略すること火の如く)

人生初の掃除ですが何か?とわらわは、女もまとめて掃いてしまおうと、桜の花びらを女の足元に向けて猛烈に掃いた。

彼女は城下のお弁当屋さんです。おいしいので、私と私の同僚7人分のお弁当を、毎日届けてもらっているんです。

山:一度動くまいと決心したら、敵に挑発され攻め立てられても、山のように落ち着いて、自陣を堅守しろ!(動かざること山の如く)

毎度ありがとうございました。」と女は微笑んで立ち去った。お弁当屋さんだからどうした!結構、美人だったし。

山のように落ち着いていられない。必殺!風林火山をカンペキにマスターするには、もう少し時間がかかりそうじゃ。けれど恋だって愛だって戦いなら、孫子の兵法で、わらわは大野治長を落としてみたい。

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