上杉謙信くんの日記:第2回 恋は他の誰かに
私は結婚しない。そんな私に今日、家臣が「結婚しないのはともかく、恋をしたくはないのですか。」と聞かれた。したくないとははっきり返答できなかった。越後国を豊かにすることを忘れてしまうくらいの恋。でもそんなものがこの世にあるとも思えなかった。
甲斐国のボーボー頭でいつも座っているどこかの誰かさんはまた側室を持ったらしいけれど、私は恋をしなくてもいい。
恋は他の誰かに譲ってもいいと思っている。
本当に自分のやりたいことが手に入るのなら、恋は他の誰かに譲ってもいいと思っている。
カテゴリ:上杉謙信くんの日記 | 2007-01-13 公開
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