小西行長くんの日記:第31回 おでん


小西行長11月26日

私の家族と家臣が、京に紅葉を見に行き、私はひとり屋敷で留守番をしていた。今日は寒いので、夕食は一人だけれど、戦国おでんを作ろう。しかし味付けに使う醤油をきらしている。

私は醤油を借りる為、隣り近所である加藤清正んちの門を叩いた。清正が屋敷から出てくると同時に、いい匂いがした。「この匂いはまさか、おでん?!」と私は口をぽかんと開けた。「それがどうかしたか。」と清正は眉をひそめた。

「清正んちと、夕食かぶったーーッ!」

・・・・・・・・・・。

その時、「あ、小西行太郎殿だ。こんにちは!」といきなり屋敷の奥から、大分の黒田長政殿が出てきた。

行長です。こんにちは。長政殿、熊本に遊びに来ていたんですね。」「おうよ。小西殿も一緒に、清正んちのおでん食べない?」「どうしてもと言うのなら、仕方ありませんね。」と私は草履をぬいだ。

おいおい小西、勝手にうちに上がるな!」「長政殿は本当にお優しい。」「それだけが取り柄じゃからな!

清正と清正の家族に家臣、それから長政殿と私とで、じっくり煮込まれたおでんを取り囲んだ。今日は一人きりの夕飯だったはずなのに、とても賑やかな夕食になった。

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