大谷吉継くんの日記:第29回 かぐや姫


大谷吉継11月20日

体調が少しよくなった私は、屋敷を増築することにした。ここ最近、家臣が増えたからだ。増築する場所は、自分ちの敷地内の竹林。今日、増築の手伝いに来てくれた小西行長を、私はその竹林に案内した。

今日は戸田と平塚はいないの。」と小西は私に尋ねた。「みんな小西みたく、いつも暇してるわけじゃないよ。」と私は答えた。「暇で悪かったな。しかし、ここの竹、立派だな。伐採するには惜しいかも。」「伐採した竹は、竹とんぼや獅子脅しに再利用するから大丈夫。」

微妙な再利用だな。じゃあ、切るよ。」と小西はオノを振った。「ちょっと待って!」「何?」「切る前にこうして、竹をゆすってみたり、竹に耳をあててみたりして。」「何で。

「竹の中にかぐや姫さんが、いるかもしれない。」

おまえは、フィクションとノンフィクションの区別もつかんのかーーッ!

と小西はオノを振り上げ、バッサバッサと一気に二十本もの竹を伐採した。「ギャー!小西が、かぐや姫さんの生存確認もせずに竹を切ったーッ!」意外に乱暴なのネ、小西行長という男は。

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