後藤又兵衛くんの日記:第37回 見てみたい顔


後藤又兵衛11月17日

今朝も、主君の吉兵衛(黒田長政)が家臣を大広間に集めて長々と朝礼をし始めた。早くおわんねーかなと聞いていたら、「又兵衛!腕組みして主君の大事な話を聞くなッ!」と吉兵衛が俺に向かって怒鳴った。

「申し訳ありませんでした。」と俺は腕組みをやめて、背筋をのばした。「あと、その整ってないヒゲはなんだ!だらしない。着ているものも、しわだらけ。いい年した戦国社会人に、わしは身だしなみから教育せねばならんのか?」「すみません。以後、気をつけます。」

全く、おじーちゃんの顔が見てみたいよ!

?!

「殿、それを言うなら、親の顔が見てみたいでは?」俺のそのコトバに、吉兵衛の顔はみるみる血の気がなくなっていった。「だったら何だ!鬼の首取った顔しやがって、コノヤロウ。あー、間違えたよ!あー、間違えたよ!又兵衛、これで満足かッ!

満足つーか、どうしたらそんな間違いできんだよ。俺も、そんな吉兵衛の親の顔・・・・・は、知ってるから、吉兵衛のおじーちゃんの顔、見てみてーよ。

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