伊達政宗くんの日記:第26回 充分ヘンな片倉小十郎
8月14日
おばんでがす~。今日おらは、成実(しげざね)と小十郎と一緒に昼食を屋敷で取っだ。その時、小十郎は梅干しのおにぎりさ、食べながら言っだ。
「私の他にも、殿の東北弁を通訳する者が必要だと、先月、徳川邸に行った時、実感しました。」
「というか小十郎の通訳、いづも、おがしいでがす~。」とおらは、戦国冷麺さ食べながら言っだ。「私の通訳のどこがおかしいんです?」
「徳川邸で先月、おらの「まんず、まんず」を、ウィンクさしで「全然OK!」とが、自分の胸さ叩いで「どーんと任せておくんなせい!」とか通訳さしで、おらは一体、どんなキャラだべ?」「何それ、ウケる、小十郎殿の通訳!」と戦国かき氷さ食べていだ成実が、笑い転げた。
「きちんと通訳したら、そうなったまでの話です!」と小十郎が怒りだすと、「あ、そろそろ家出の時間だ。」と成実が立ち上がっだ。「家出の時間?!」」「三時間後には、ここさ、戻ってくるとか、なしだべ。」「馬鹿にしないでください。明日の朝7時まで戻りませんよ!」
と言っで、成実はまだ屋敷さ出てっだ。「なんだかこの頃、伊達家についていけない・・・。」と小十郎は放心状態に陥っだ。あんや~小十郎も十分ヘンなヒトなのに、なんでついてこれないんだべな。
カテゴリ:伊達政宗くんの日記 | 2009-08-14 公開
« 加藤清正くんの日記:第16回 ドレッシング 小西行長くんの日記:第28回 ただのポン酢 »
ランダムデイズ
- 伊達政宗くんの日記:第59回 恋する問題のあるお殿様
- 藤堂高虎くんの日記:第18回 犂牛(りぎゅう)の子
- 毛利秀元くんの日記:第3回 さよなら、秀秋ちゃん
- 後藤又兵衛くんの日記:第58回 福島殿との最後の晩餐
- 山内千代さんの日記:第14回 悪女