大谷吉継くんの日記:第9回 戦国YKK
6月26日
小西行長が私の病のお見舞いに来てくれた。小西が私の机の書きモノを見て
「またポエムでも考えているのか。」
と言った。
「違うよ。戦国YKKについて考えているんだ。」
と私は答えた。
「何それ。」
「現代のYKKグループは、Yが山崎拓、Kが加藤紘一と小泉純一郎を指すじゃん?だから戦国も武将のイニシャルを取って、YKKグループを作ったらいいかと思って。」
「言っている意味がわかんないけど。」
「私の考えた戦国YKKは、Yが吉継で私、Kは加藤清正と小西ということになったんだけど、これじゃあ、ただの変態三人グループになっちゃうよね。」
「その中でも最も頭おかしいのは大谷な。」
「えー、ご近所ドラブルが絶えない清正と小西の方がおかしいよ。私は戦国YKKではなく、三成のいる五奉行の中に入りたかった…」
「五奉行なめんなよ!」
と小西は叫んで、私が煎じた茶を飲んだ。
「だって三成と一緒に仕事がしたいんだもん。」
と私は小西が持ってきてくれた、ういろうを食べた。
カテゴリ:大谷吉継くんの日記 | 2009-06-26 公開
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