上杉謙信くんの日記:第22回 天井の洛中洛外図屏風


上杉謙信3月24日

今日は織田信長の遣いとして、明智光秀殿がここ新潟県にやってきた。「お久しぶりです。我が主君、信長公から上杉殿に、本日は南蛮菓子を献上致します。」と明智殿は私に言った。

いつももらってばかりですみません。この洛中洛外図屏風(びょうぶ)も信長殿のいただきものでしたね。」と私は天井を指差した。「ええッ!何故、洛中洛外図屏風を屋敷の天井に飾っているのですか?!」と明智殿は、天井を見上げながら叫んだ。

私は花粉症でないのですが、花粉症のヒトが鼻水を気にせず、屏風を鑑賞できるように、天井に飾ったのです。」と私は説明した。

私は花粉症なので、こうして上を向いていると、有難いことに、確かに鼻水は出ません。しかし、上杉殿。この屏風は右隻(せき)と左隻の二枚のパネルがセットになっている屏風ですが、この二枚、上下を揃えて飾っていないですよ。右隻を見たまま左隻に目を通すと、左隻に描かれているお寺もヒトも皆、さかさまになってます。180度逆です。」と明智殿が天井を見上げながら言った。

嗚呼、本当だ!気がつかなかった。しかし正義の道を歩く私は、明智殿が鼻水を垂らさず屏風を鑑賞できたのであればそれでいい。

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