北条氏康くんの日記:第25回 謙信からの正義のプレゼント
3月17日
私は今、関東の覇権をめぐって、上杉謙信といくさをしている。両軍戦闘開始から、五時間が経過。やっと北条軍が優勢になった。やれやれ。いくさの指揮は幼馴染みの北条綱成に任せている。私は裏で朝から北条軍1000人分の戦国ハンバーグを作っている。今日の夕飯時まで間に合うように、戦国ハンバーグをひたすら、こねている。
ハンバーグにはちゃんと、塩コショウ入れないと。しかしコショウがもうすぐ、なくなりそうだ。そんな時、上杉謙信から私宛に献上の品が届いた。中身はコショウだった。一緒に手紙も入っていた。
「私はかつて塩が足りなくて困っている武田信玄に塩を送りました。信玄が敵であろうと、困っているヒトは、ほっとけない私です。氏康殿は戦国ハンバーグ用のコショウが足りなくなって今、困っているという情報を先程、入手しました。敵である氏康殿ですが、あなたにはコショウを送ります。けんしん」
このヒト、頭おかしいよーッ!!!敵に塩を送るならぬ、敵にコショウを送る。今まさに、新しいことわざがひとつ、誕生したよ・・・。
カテゴリ:北条氏康くんの日記 | 2009-03-17 公開
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