石田三成くんの日記:第22回 マルクス・アウレーリウス


石田三成 戦国20年12月24日

小西行長から私の元へ、書状が届いた。今日は小西が憧れる異国にとって、何か特別な日らしい。皆で何かを祝い、更に皆で思い思いの品を交換しあう。それに習って小西が、私の為に、下記のことばを贈るという。私は何がなんだかさっぱりわからなかった。しかし小西が私に贈ってくれた下記のことばは、大坂城で何故か孤立無援になる私を、悔しいが、励ましてくれた。

せいぜい自分に恥をかかせたらいいだろう。

恥をかかせたらいいだろう、私の魂よ。

自分を大事にする時などもうないのだ。

めいめいの人生は短い。

君の人生はもうほとんど終りに近づいているのに、君は自己にたいして尊敬をはらわず、君の幸福を他人の魂の中におくようなことをしているのだ。

他人の魂の中に何が起こっているか、気をつけていないからといって、そのために不幸になる人はそうたやすく見られるものではない。

しかし自分自身の魂のうごきを注意深く見守っていない人は必ず不幸になる。

—-哲学者にしてローマ皇帝マルクス・アウレーリウス 自省録より。

石田三成へ。小西行長より。

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