上杉景勝くんの日記:第17回 栗の皮


上杉景勝戦国20年10月7日

今月も五大老定例会議があって、前田利家殿、徳川家康殿、毛利輝元殿、宇喜多秀家殿と、わしで、豊臣家の今後について大坂城で話し合った。その後、近くの寺で、このメンバーと恒例の夕食会があった。

夕食のデザートには栗が出た。「家康殿!あなたは、栗の皮を短刀でむくのですか。」と秀家殿が言った。「いかにも。ほれ、きれいにむけた。」と言って家康殿は、おいしそうに栗を食べた。

他の皆も、家康殿の真似をして、自分の短刀で栗をむき始めた。そして誰が一番きれいに、栗の皮がむけたか、騒ぎ始めた。

ガッ!!!

わしは栗を歯で、まっぷたつに割った。「景勝殿!その栗のむき方というか、割り方だと、スプーンがないと食べれませんよ。」と輝元殿が言った。「スプーンって何じゃ。」と利家殿が言うと、「南蛮人の持っているお箸みたいなものじゃ。」と家康殿が言った。「え!お箸?!スプーンとやらは、へんなおたまじゃくの形をしていたような。」と秀家殿が言った。

皆が南蛮人のお箸の議論をしている間に、わしは皆が短刀でむいた栗を、勝手にむしゃむしゃ食べた。ちょうどよい甘さの栗だった。

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