後藤又兵衛くんの日記:第48回 明日が見えなくても


後藤又兵衛11月26日

戦国不景気、不景気っていうけれど、みんな豊かで幸せそうに見える。せっかく戦国武将に生まれてきたにも関わらず、生きている意味がわからない。

明日が見えないのは、主君の吉兵衛(黒田長政)の方だろうか。俺の方だろうか。 

コミュニティの崩壊、崩壊っていうけれど、みんな誰かと繋がっているように見える。せっかく戦国武将やっているにも関わらず、主君と家臣の強い絆なんて俺達には1ミクロもありはしないんだ。

一人ぼっちなのは、主君の吉兵衛の方だろうか。俺の方だろうか。

いい人で終わりたくない。」って吉兵衛は言うけれど、別にいい人でも何でもない。もう失敗はしたくないと俺が願っても、「堺に発注する火縄銃の数、この前も間違えてたけど?」と吉兵衛ごときに溜息つかれてる。

せっかく戦国武将に生まれてきたにも関わらず、武田信玄、上杉謙信、織田信長のように誰もが憧れるカッチョイイ生き方なんて夢のまた夢。

がんばってもがんばっても、結果が出ない。けれど、込み上げる情熱の炎が消えてる所か、どんどん燃え盛るのならば、

明日が見えなくても、食うか食われるかの大勝負に出るのは、主君の吉兵衛の方だろうか、家臣の俺の方だろうか。

主君の吉兵衛の方だろうか、俺の方だろうか。それともあなたの方だろうか。

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