上杉景勝くんの日記:第14回 おかわりⅡ


上杉景勝戦国20年7月1日

今日は五大老定例会議があって、前田利家殿、徳川家康殿、毛利輝元殿、宇喜多秀家殿と、わしで、豊臣家の今後について大坂城で話し合った。その後、近くの寺で、このメンバーと夕食会があった。

寺の一室で、夕食を食べながら、秀家殿が「家康殿はまた側室をつくられたそうで。モテない人ほど側室が多いように思われます。」と言った。家康殿は「わしは、備前国ひとつまとめられない、秀家殿の統治能力のなさに呆れておる。」と言った。

そしてまた、ふたりの言い争いが始まった。そのさなか、わしは怪訝(けげん)な顔をして、いきなり立ち上がった。利家殿が「おや、景勝殿、家康殿と秀家殿がうるさい余り、夕食がまずくなって、しまわれましたか。」と言った。

すると輝元殿が、「はっ!景勝殿は左手におわんを持っておられる。景勝殿、寺の台所に自ら行って、お味噌汁のおかわりをしに、行かれるのですか。」と言った。わしは、こくりとうなづいた。あ然としている四人を残し、わしはおかわりをしに部屋を出た。

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