上杉謙信くんの日記:第14回 上流の人間の具体例
正義に邁進する私は、今日突然、格差社会に憤りを感じた。私自身は、上流人間であるが、努力しても報われない、機会不平等が越後国にあってはならない。ということを家臣の宇佐美に言った。
「殿、その前に、下流の人の特徴のひとつとして、結婚しないというのがあるらしいですよ。殿は結婚なさらないので、上流人間とキッパリ断言してよいのでしょうか。」
え!?この私が、関東管領の私が上流じゃなくて、誰が上流なんだッ!と宇佐美に言うと、「きちんと家庭がある、武田信玄や北条氏康が上流ということになりますね。」と宇佐美は言った。
上流、ろくな人間がいないのね。
ということで、私は今日から下流になることに決めた。いや、そういう問題じゃないか。
カテゴリ:上杉謙信くんの日記 | 2008-06-04 公開
« 上杉景勝くんの日記:第13回 地獄のコミュニケーション 福島正則くんの日記:第12回 孫の孫 »
ランダムデイズ
- 大谷吉継くんの日記:第27回 ほっこり祭り2014 君の悪友
- 藤原惺窩くんの日記:第25回 大迷惑
- 豊臣秀吉くんの日記:第57回 藤原惺窩、現る
- 小早川秀秋くんの日記:第35回 デイズ夏の風物詩 2012
- 小西行長くんの日記:第56回 君と私のAMATERASU