上杉謙信くんの日記:第14回 上流の人間の具体例
正義に邁進する私は、今日突然、格差社会に憤りを感じた。私自身は、上流人間であるが、努力しても報われない、機会不平等が越後国にあってはならない。ということを家臣の宇佐美に言った。
「殿、その前に、下流の人の特徴のひとつとして、結婚しないというのがあるらしいですよ。殿は結婚なさらないので、上流人間とキッパリ断言してよいのでしょうか。」
え!?この私が、関東管領の私が上流じゃなくて、誰が上流なんだッ!と宇佐美に言うと、「きちんと家庭がある、武田信玄や北条氏康が上流ということになりますね。」と宇佐美は言った。
上流、ろくな人間がいないのね。
ということで、私は今日から下流になることに決めた。いや、そういう問題じゃないか。
カテゴリ:上杉謙信くんの日記 | 2008-06-04 公開
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