今川義元くんの日記:第35回 大ピンチ!大判焼きと回転焼き!
今日は静岡県の善得寺で、武田信玄殿と北条氏康殿と私で、第八回三国同盟会議を開催したの。
「上洛を果たすことができたら、真っ先に取り組みたいことがあるの。」と私が口を開くと、庭から「カタン」と獅子脅しの歯切れの良い音が聴こえたわ。
「暦や文字の統一とか?」と信玄殿は静岡の冷たいお茶を飲んだわ。「そんなもんどうでもいいわ。」「それでは何を。」と氏康殿は目を丸くしたの。
「今川焼は大判焼きでも回転焼きでもなく、今川焼で名称を統一しようと思うの。」
「まさか義元殿が、そ、そんな邪悪な企みを持っていたとは!」と信玄殿は身震いし、「しかしなんてスケールの大きい野望なんだ!」と氏康殿は目を輝かせたわ。その時、
「すみません、遅くなりました!」
とまた越後の上杉謙信殿がやって来たわ。「あらヤダ。誰も呼んでなくってよ。」「これを読んでいる関東より西南に住むあなた殿ご安心ください。私が大判焼きと回転焼きを今川焼からお守りします!」
「それも何じゃか丁重にお断りしたいのお・・・」「薄ら関東管領の言うことは当てになりません。」「そんな罵詈雑言に負けない正義の道を今日も邁進する私であった・・・」
あらヤダ上杉殿。ここは『上杉謙信くんの日記』じゃなくってよ。それから悪いけど私、鯛焼きには負けても大判焼きと回転焼きには負ける気がしないわ。ウフフ・・・
カテゴリ:今川義元くんの日記 | 2011-08-11 公開
« 松永久秀くんの日記:第61回 日本一バカな親 伊達政宗くんの日記:第47回 アイシテル »
ランダムデイズ
- 李舜臣くんの日記:第19回 めまい
- 豊臣秀吉くんの日記:第36回 乙卯倭変の辺協将軍
- 後藤又兵衛くんの日記:第62回 家老死
- 加藤清正くんの日記:第41回 臨海君と順和君
- 藤原惺窩くんの日記:第27回 志学