伊達政宗くんの日記:第7回 相変わらずの五郎八
11月15日
おばんでがす~。おらは五色水玉模様の陣羽織さ着て、宮城県を離れて、東の都会に赴き、今日、徳川家康殿の屋敷さ着いだ。表向きは、徳川家と秘密の会議をするという名目。
しがし、おらの本当の目的は、家康殿の6男に嫁いだおらの娘の、五郎八(いろは)姫に会うことだった。
東の人々はおらや家来さ見るなり、「あんやあ~東北の人はこきたねと思ってたけんど、おしゃれでたまげだ。お目にかかれて、まんずまんず(ありがとう)。」と言っだ。おらは逆に、東の人は色白でもねえし、だから伊達男もいねえし、大したことがねえと思っだ。
家康殿の屋敷さ入ると「おどさ!(お父さん)、オレ(私)だ、オレ、五郎八だ。遠くから、まんずまんず。」と五郎八がおらの所に駆け寄って来だ。標準語はやっぱりマスターできねえのが、五郎八・・・。
カテゴリ:伊達政宗くんの日記 | 2007-11-15 公開
« 大谷吉継くんの日記:第5回 ローマ旅行の旅費 後藤又兵衛くんの日記:第13回 うるさい長政 »
ランダムデイズ
- 福島正則くんの日記:第49回 おふくろ様の白髪抜き
- 豊臣秀吉くんの日記:第86回 金睟(キムス)
- 小西行長くんの日記:第64回 正義の味方
- 毛利秀元くんの日記:第15回 帰陣
- 松永久秀くんの日記:第48回 あえて内緒。