後藤又兵衛くんの日記:第12回 居酒屋又さん


後藤又兵衛10月18日

今日、黒田家の重臣たちと財政について話合っていたら、主君の吉兵衛(黒田長政)が、いきなり部屋のふすまをガラッと開けて、俺に向かって怒鳴った。「又兵衛!貴様はわしのいない所で、わしのことを、吉兵衛呼ばわりしているそうだなッ!」「誤解です。」「信頼のおける伊賀者及び甲賀者が、又兵衛は確かに、吉兵衛(長政の幼名)とわしを呼び捨てにし、わしの陰口を毎晩、言っていると密告してきた。」

「蔭口なんか言ってません。ただ・・・・・」「?!ただ?」「心の中で吉兵衛と悪口を言っているだけです。」「お前はここで斬られたいのかッ!」「殿に心の中まで、支配されるつもりはありません。殿だって心の中では、私のことをなんと呼んでいるのですか。」「・・・居酒屋又さん。」

「・・・・・。」俺は確かに酒飲みだけど、それあだ名って言うのか?ひねりすぎたのか、何も考えてないのか、頼むよ吉兵衛、わけわからなすぎ。

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